23 5月

翠の窓vol.4 : 初夏の風の中で

初夏の風の中で

 

 Suiの白い壁に、ブランコをゆらす妖精が出現しました。

 カラフルなドレス、大きなリボン、鳥海山に向かい軽やかにゆれている、その足元には真っ赤なハイヒール・・・

 そして、《 I CAN RECOGNIZE THE SONGS OF MOST BIRD 》

【わたしはどんな鳥の歌も聴き分けられる】とのメッセージ。

 遊佐の豊かな自然の営みに耳をすましながら揺れているようです。Suiに集う方々の心の声にも耳を傾けているかもしれません。

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 ギャラリー&ティールームを開こうと決めたとき、真っ先に末宗美香子さんの壁画があったらどんなにおしゃれな空間になることだろうと思い、「末宗さんの絵が似合うギャラリー&ティールーム」というのが、建物のイメージ作りの基になりました。

 末宗美香子さんは、オープニングギャラリーで紹介しているように、日本や韓国の企業社屋に壁画を描いたり、本の装丁や挿絵を手がけるなど、活躍の場を広げている新進の画家です。何度か訪れた遊佐を気にいり、遊佐の自然と対峙しながら壁画の構想を練って、今回の壁画作りが実現しました。

初夏の風の中、ブランコで軽やかに揺れる気分で、緑増す田園の風景をお楽しみください。

(Y)      2009.5.23

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14 5月

翠の窓vol.3 : 母の日に

ギャラリー風景

ギャラリー風景

母の日に

 

「母の日ですか?」との問いに、会計を済まされた娘さんと息子さんはうなずきながらニコニコしています。お母さんも、

「ここに一緒に行こうと言うものですから・・・」

と、母の日のサプライズだったようで、とてもうれしそうです。

 5月10日の午後は、お客様が一組帰られると入れ違いに、3組のお客様が次々に来店され、ティールームは満席になりました。オーダーに対応するのが精一杯で、個々のお客様を見ている余裕がありませんでしたが、冒頭のお客様の席では、飲み物とシフォンケーキを頼まれて和やかに過ごされており、娘さんと息子さんと思われるお二人がお母さんにプレゼントを渡しているような様子を目の端に感じていました。

 それで、お帰りの時に「母の日ですか?」とお聞きしてみたのでした。

 翠のささやかなテーブルが、母の日の舞台になり、一組の家族のお母さんへの温かい思いに満たされていたなんて・・・ これは私たちにとってもサプライズ、思いがけない贈り物に感激してしまいました。

 鳥海山と田んぼの広がりを目の前にゆったり過ごしていただければとの思いでオープンして2週間、この先も、やさしい想いがただよう場であってほしいと願わずにはいられません。

(Y)     2009.5.14

笙ヶ岳に現れた「種まきじいさん」

笙ヶ岳に現れた「種まきじいさん」

04 5月

翠の窓vol.2 : 水田

「白い道」"しらい自然観"につづく道

「白い道」”しらい自然観”につづく道

  『水田』

 

 我が家から町中へ下りていくとき、遊佐の田の広がりを一望できる峠があります。この峠を、私たちは密かに「ブリューゲルの峠」と呼んでいます。ここから見る様子がブリューゲルの『雪中の狩人』の絵にそっくりの景色なのです。

 この峠から、この時期次々と水の張られた田が増え、それが日に反射して輝く様を見ると、これぞまさに『水田』、田が「生き返った」という感じがして心が弾んできます。

 翠(Sui)の目の前の土門さんの田にも、今年も一番に水が張られました。

 風のないときには、田植え前と苗の背が伸びるまでのわずかな期間、鳥海山が逆さに映るのが見られます。

 わずかでも風が出ると、水面にはさざ波が立ち鳥海山はたちまち姿を消してしまいます。さざ波が一定方向に流れるとき、ティールームに座っていると、まるで船に乗っているかのようです。

 今日は、土門さんの田の田植えが行われました。水面にはわずかに緑がテンテンとしてくると、田は一段と精気を感じさせるようです。

 ティールームに座って、田植機がゆっくり進んでいくのを見ているなんて、なんて

贅沢なことでしょう。この先、翠からは、日に日に変化する田の様子を見ることができますし、土門さん一家が働く様子を見させていただくことになります。

 土門さんに感謝しながら、稲の成長と刻々の変化を楽しみたいと思います。

 翠から帰られるとき、「ブリューゲルの峠」を徐行して遊佐の水田を眺めてくださったら、それが今日のお土産の一つになることでしょう。

(Y)

2009.5.4

田植えの日和

田植えの日和