29 6月

翠の窓vol.7 : 玄米ご飯はおいしいから食べる <その1>

たっぷりの朝露をうけて

たっぷりの朝露をうけて

玄米ご飯はおいしいから食べる <その1>

 

 「玄米ご飯はおいしいから食べる」って、ホント!?と懐疑的な方も多いことでしょう。かつては私もその一人。

 これは、元々料理研究家の有元葉子さんの料理本に書かれていた言葉であるにかかわらず、ほんとかしらと疑ってかかっていましたが、今ではほぼ毎日「玄米ご飯はおいしいから食べ」ています。

 遊佐に移り住んで、しばらく発芽玄米を試みていましたが、おいしいならば玄米そのものを食べたいと思っていたとき、有元葉子さんがプロデュースしたお店が横浜にでき、玄米ご飯を出しているとの情報を得て、横浜に出たときに食べに行ってみました。玄米ご飯と簡単な野菜料理のランチプレートをいただいたところ、なんと玄米ご飯はもちもちで、なるほど「玄米ご飯はおいしい」のだと実感したのです。

 それから、さっそく圧力鍋とカムカム鍋を購入して、数回試行錯誤しつつ安定しておいしい玄米ご飯を炊けるようになりました。

 カムカム鍋を開けると玄米ご飯がふんわり盛り上がっていて、しゃもじを入れるとしゃもじにくっつくほどもちもちの仕上がりです。おかずは野菜が中心、お魚はたまに。欠かせないのがごま塩です。玄米には必要な栄養素がほとんど含まれていますが、ごま塩で補えるものがあるそうです。肉類は合わないようで、玄米ご飯のときは欲しくないのが不思議です。

 お茶碗に盛られた玄米ご飯は、なぜかワシワシと食べたいという気分になります。おなかいっぱいいただきますが、おなかにズッシリとこないので、食後も爽快、ある時間が経つと、おなかがぐっとすいてくるのが不思議です。

 おいしくて体調を整える玄米ご飯を、皆さんにも是非味わっていただきたいものです。

(Y)     2009.6.29

08 6月

翠の窓vol.6 : 天に星 地に蛍

天に星 地に蛍                                                                       

  
 

 ここ袋地に移住した3年前のこと、お風呂に入っていた家人が、窓の外の田の上で揺れている一匹の蛍を見つけました。

 ここら辺りでは、きっと蛍が見られるのではと心待ちにしていたので、家の裏手から農道に出てみると、田の脇の小さな流れに沿って、いるいる!こちらに十数匹、流れの先にも十数匹、やさしい光をゆらしているではありませんか。

 我が家の庭続きの所でこんなに蛍が見られるなんてと、しばし茫然。夕食後は毎夜ほたる見物に出るのが習わしになりました。

 以来、6月は蛍の月、今年も心待ちにしているところです。                       

 家人は、春早くから近くの水路に蛍の餌になるカワニナがどれほどいるか気にして見ていますが、この3年間に少しずつ増えているような気がすると言っています。確かに蛍の数も増えているように思います。

 昨年は6月14日頃からほたる見物に出ていましたが、18日過ぎからその数を増して、時に、200~300匹もの数を数えることがありました。肌寒い日は、草陰に隠れているようにみえますが、蒸し暑い日は草むらから立ち昇るようにして乱舞しています。それはそれは幻想的な光景です。

 杉木立の前の小川から舞い上がる蛍は、杉の梢を越えて飛び、星のきれいな夜は、一瞬星と見分けがつかなくなります。蛍も夜空の星を仲間と思って舞い上がるのではないかしら。

 遊佐には、ひと昔前には数万の蛍が乱舞する所が各地にあったと聞きました。袋地に住まいを得て、その自然環境の素晴らしさに感謝する日々ですが、この地の蛍が数を減らすことなく毎年飛び交う環  境が維持されることを星に祈る日々でもあります。 

(Y)  

2009.6.8

01 6月

翠の窓vol.5 : ハービーさんのモーニングカップ

ハービーさんのモーニングカップ

 

「紅茶って、こんなふうにたっぷり入れていいんだ。」

と、思わず見入ってしまったのが、ハービーさんのモーニングカップとの出会いです。藤沢の工藝サロン『梓』を初めて訪ねたとき、お茶をどうぞとオーナーが出してく

ださったのです。

紅茶が好きで紅茶カップもお気に入りを幾つか持ってはいましたが、全て磁器製の薄手のもの。マグカップにたっぷりの紅茶を入れることもありましたが、ハービーさんのティーカップは、全然別世界のもの。ちょっとしたカルチャーショックでした。

 とっ手に指がしっくり入って支えられるので、お茶が入った重みも心地よいくらいです。形の良いフォルムの丸みに片手を添えて、ゆっくりとたっぷりといただいた紅茶のおいしかったこと。

 その日から、ハービーさんのブラウンのカップと薄いブルーのカップが我が家の食器棚に収まりました。紅茶に、コーヒーに、スープに・・・と、気が付くとハービーさんのカップを手に取っていることが多い毎日です。

 ハービー・ヤングさんは、現在 益子町に陶房を構え作陶されています。マグカップ、コーヒーピッチャー、ティーポット、スチームクッカー、皿・・・ どれもとても大らかで温かい作風です。

 ギャラリーでその一端をご覧ください。

(Y)           2009.6.1