25 3月

翠の窓vol.62 : Sui2周年記念企画

 

例年になく雪が多かったこの冬、2月に入るや晴天が続き「春が駆け足でやってきた」(翠の窓vol.60)と喜んだのも束の間、思いもかけない3.11の惨状に、春を愛でる心は凍結してしまう心地がしています。

Suiは、4月に2周年を迎えます。

その日その日を過ごすことに精一杯で2年もやってきたとは思いがたいのですが、数えてみれば8千余名の来店数になり、本当に多くの方に支えて戴いてきたのだと感慨深いものがあります。

ギャラリーは、2周年の企画を第4回『父の書と息子の表装二人展』と決め、表装をしている息子である家人は、冬の間表装制作に取り組んできました。この二人展はSuiでの開催は2回目になりますが、書や掛け軸に興味を示してくださる方が思いの他多く、昨年は何人もの方に「掛け軸の展示はしないのですか」と言っていただきました。

書は全て家人の父である長登東皐(とうこう)の物です。東皐は一昨年『百歳万々歳』の書を残して他界しましたが、生前書き溜めた作品が数多く残されています。今回は、その中から企画展の季節に合わせて春に因む書を中心に選び展示する計画を進めてきました。

四季の中でもとりわけ人々が待ちこがれる春が、今年は想像を絶する厳しさの中に新しい一歩を踏み出さなければならない季節となってしまいました。それぞれの地での芽吹きを祈念しての二人展となります。

(Y)  2011,3,25

※ Sui2周年企画『父の書と息子の表装二人展』

期間 2011.4.1(金) ~ 5.10(火)

14 3月

翠の窓Vol.臨 : 震災

思いもかけない巨大地震の発生、次々に報道される

惨状に胸ふさがれます。

被災された皆様には、おかけする言葉が見つかりま

せん。ただただ心からお見舞い申し上げます。

Suiには、仙台からと告げてきてくださった方が何人

かいらっしゃいます。どうぞご無事でと祈るばかりです。

鳥海山は、今日も泰然自若として美しい姿を見せて

くれています。

被災地となった町にも村にも、海にも山にも川にも

田にも、美しい自然が広がっていたことでしょう。それ

を誇りとして愛して暮らしていたに違いない方々へ突

きつけられた、あまりにも悲惨な現実を受け止めかね

て目を覆ってしまいます。

一刻も早い救出をお祈りしています。

2011.3.14

09 3月

翠の窓vol.61 : 「九谷青窯」へ

 

定休日の今日、金沢へ行ってきました。

今回の目的は、九谷青窯を訪ねることでした。直接九谷青窯を訪ねて器を仕入れるのは、これで3回目になりました。

秦耀一さんが九谷青窯を開いてはや40年、九谷青窯はその間ずっと日常食器のみを提供してきました。素材は磁器で扱いやすく、白磁・染付・色絵がありますが、どれもシンプルで使い勝手のよいものが揃っています。

現在10名の若い作り手が作陶しているとのことです。その一人一人が、それぞれの感覚でデザインしたものを成形から絵付けまでしています。ここから巣立って独立し人気を得ている陶芸家を数多く輩出しています。Suiに置いている白磁の岡田直人さんも、その一人です。

Suiではオープン当初より九谷青窯の器を扱ってきましたが、1つ、2つとお買い求めいただいて、気が付くといつの間にか完売しているという状態です。ご自分用として、またはご家族の方のためにと、求めやすく使いやすい品として静かな人気があります。

今回は、前回までの仕入れで人気のあったものに加え、新しい形や大きさのものも選んできました。3月下旬より、器のコーナーに展示いたします。いつもの食卓に新しい器が入ることで、春の食卓が新鮮なものになることでしょう。お気に入りの器を見つけに是非お出かけください。  (Y)

2011.3.9