29 9月

翠の窓vol.81 : コスモス満開

 

台風が去って、やっと秋晴れの爽やかな風を感じることができるようになり、庭のあちこちでコスモスが揺れています。
「はい、これあげる。」
と、Suiの小さなお客様のからコスモスの花を一輪もらいました。
今年はこれまでになく見事に咲きそろっていますので、つい摘んでみたくなる気持ちがよくわかります。
その多くは、Suiオープンの年にお客様のMさんが持ってきてくださった一握りの種から増えてきたものです。その種を植えて、昨年の秋背が高く茎の太いコスモスが育ち、秋の終わりには1升ビン一杯程にも種が採れました。
今年は家人が工夫をして、買い置いてあった土にその種を混ぜ込んで、その土をあちこちに置いていったのです。
まだ紫陽花が満開の頃からコスモスの芽が出始めて、夏の間にぐんぐんと背を伸ばして昨年以上に背が高く茎が太いコスモスが育ちました。
たくさんの花がそろい始めてからは、正木春蔵さんの「染付鉄絵水面図甕」に一抱えも生けるのが毎朝の日課です。最もコスモスらしい少し濃いめのピンク色の花が大半ですが、瓶の薄い水色にピンク色が映えてとても似合い、外で見るより色が一段と冴えるように感じられます。
今年は、どれ位の種が収穫できるでしょうか。昨年の2倍位は育っているようなので、1升瓶2本位は採れることでしょう。来年の今頃は、更に見事なコスモスガーデンかコスモス街道ができているかもしれません。そして、いつか、自由にコスモス狩りをしていただけるようになったら素敵なのですが。気長にお待ちください。        (Y)
2011.9.29

14 9月

翠の窓vol.80 : 開けてびっくり 美香子ワールド

 

大きなダンボールが2個届きました。末宗美香子さんからの作品です。           9月14日は「コスモスの日」だって

テープを剥がすのももどかしく包みを解いて出てきた絵はーーー?! 末宗美香子さん独特の異空間の住人が、一人・二人・三人と出てきました。取り合えず壁に立て掛けて眺めてみます。

う~ん・・・なんとも声になりません。

いったいあなたたちはだれ?

どこから来たの?

なにしてるの?

なんて言ってるの?

後から取り出した小品6点の住人も、女性の体を借りた妖精とでも言いましょうか、

「ワタシハ ワタシ」と、それぞれに個性的な横顔を見せています。

合わせて9点の作品を前に家人も私もしばらくは声も出ず、しばし茫然。そういえば、美香子さんの作品を目の前にするといつもこんなだなぁと思いながら、今回もユニークでおしゃれな美香子ワールドには本当にびっくりさせられています。

明日からのオープンを控え夕方から展示を始めると、大小の作品がぴったりと収まるところに収まり、Suiのギャラリーが、昨日までとはうって変わって、おしゃれな空間になりました。

今日、Suiに足を一歩踏み入れたときの印象はいかがでしたか?

不思議な不思議な美香子ワールドに存分に浸って、しばしの時間、日常を離れた異空間に遊んでみてください。           (Y)

2011.9.14

08 9月

翠の窓vol.79 : 食卓の贅沢クレソンサラダ

 

知り合いの尾形さんが、クレソンを一抱えも持ってきてくれました。

まずはそのまま大きなガラス器に入れてキッチンのカウンターに置いて、豊かな緑色を楽しみます。

夕食には久しぶりに、クレソンサラダをいただけると思うと顔がほころんできます。

数年前に初めてクレソンをどっさりいただいたときに、これをいっぱい食べたいなと思い、ありあわせの大根を千六本にしたところにクレソンを山盛りにして混ぜ、自家製のドレッシングで食べてみたら、その美味しいこと! クレソンをそんなにいっぺんに食べたことはなく、その思いがけない美味しさに、すっかり虜になりました。

なにしろ、それまで都会では、クレソンはせいぜい4・5本を束にしたものが300円位もして、それしか手に入らないので、クレソンを主体に食べるなどという発想は浮かびもしませんでした。

尾形さんは、休耕田に清流を引いてクレソンを栽培しています。

実は、遊佐に初めてクレソンを持ち込んだのが、尾形さんの祖先の長五郎さんという方だったそうですが、当時はクレソンなど食べるものとは思われず、清流にあまりに蔓延るようになって始末に負えず「ちょんごろぐさ」と言われて忌み嫌われたものだったと聞いて、びっくりするやらおかしいやら・・・

今や高級食材と知ったら、当時の村人はどんなに驚くことでしょう。

今朝は思いついて、クレソンとリンゴでジュースを作ってみました。リンゴの甘味に助けられて、独特の苦味も大人の味と思える喉ごしで、これもなかなか。

大根がみずみずしく美味しくなる季節、しばらく『クレソンサラダ』は、我が家の食卓にちょっぴり贅沢で豊かな気分を運んでトマトサラダにもくれることでしょう。     (Y)

2011.9.8