26 4月

翠の窓vol.94 : Sui 3周年

ここは3分咲き、ここは満開・・・と、用事で出かける度に桜を眺めるのが楽しみな日々となりました。時間に余裕のあるときは、少し遠回りをして覚えのある桜の木の様子を見て帰ります。

マイヅルソウ

マイヅルソウ

春たけなわの気持ちのよい季節、Suiは、今日26日にオープン3周年を迎えました。来店していただいたお客様は、間もなく延べ14000人もの数になります。ご家族連れやお友達連れで、またお一人でも訪れてくださるお客様を迎えながら、こういう場所が必要とされていることが殊の外うれしく、いつも居心地のよい場所でありたいと心がけてきました。

先週の水曜日、「京都から来たんだけど。」と年配の男性が来られました。どうやら遊佐駅の観光自転車を借りて来てくださったようです。自転車で峠を越えるのは大変だっただろうと思いつつ、定休日でしたがお店に入っていただくと、目の前の鳥海山の風景に「これは自転車を押して来た甲斐があった。すごいところだね。」と大感激の様子。

それにしても、何故Suiへ?と思っていると、「10日位前に大阪で買った『るるぶ』に載ってたんでね。」とのこと。しばらく前に、『るるぶ』の取材を受けてはいたものの、私の方がもう発売になっていることに気付かずにいたのと、お客様が小さな記事に目を留めてくださったことにびっくりしてしまいました。山形・秋田への旅の途中とのことでしたが、わざわざ寄っていただいたことには、今度はこちらが大感激です。

多くはお客様の口コミで伝えていただいたSuiが、遠く山形県外でも注目してくださる方が増えつつあるように思われます。日本の原風景とも言える鳥海山麓のこの美しい眺めを、Suiの窓からこれまで以上に多くのお客様にご紹介したいとの思いで4年目をスタートいたします。

(Y)

2012.4.26

4月25日 朝の鳥海山麓風景

4月25日 朝の鳥海山麓風景

 

13 4月

翠の窓vol.93 : Green・Bay

 

 

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「とても素敵な場所で気に入っているところがあるん

ですよ。」

と言って、酒田のグリーン ベイを教えてくれたのは、

鶴岡のお客様でした。

気になりながら、タイミング悪くなかなか行くことが

出来なかったのですが、今年になって、初めてグリーン ベイを訪ねることができました。

ドアを開けた途端、大音響のジャズボーカルに迎えられ息をのみました。喫茶店らしいという以外何も聞いていなかったので、それはびっくりしました。高い天井、広々としたフロア、そこはお店というよりも、まさに音楽ホールでした。

大音響といっても全くうるさいということはなく、ただただ身体中心地よくジャズボーカルに包まれているという感じの初めての体験です。

それ以後Suiの休業日には、酒田に出かけたらまずグリーン ベイに寄ること2度3度、この11日にも訪れました。

壁に飾られた数々のLPジャケットは度々入れ替えられ目を引いていましたが、この日は本棚にあった『戸井三千男ジャズ木版画』と書かれたファイルを何気なく見ていたら、その中に紹介されている作品が壁に飾られているのに気付きました。何ともお洒落な木版画です。スタッフの方にお聞きしたら、あちこちに置かれている木版画作品を出して見せてくれました。色といい、構図といい、人物像といい、どの作品も魅力的で、家人共々釘付けです。二人ともジャズについては門外漢なので題材の背景を読み取ることはできないのですが、それがわかったら、更に更に魅力倍増なのだろうと残念でなりません。

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スタッフの方のお話では、これらの作品はグリーン ベイ オーナーの太田宏さんがコレクションしているものの一部とのこと。その日の内に、太田さんにお会いして、作品をお借りしてSuiのギャラリーに展示させていただくことを快諾していただきました。

Suiは、26日でオープン3周年を迎えます。その記念展として『戸井三千男ジャズ木版画展』を開催いたします。ジャズの香り漂うお洒落な木版画を、どうぞお楽しみに。      (Y)         2012.4.13

01 4月

翠の窓vol.92 : 山中へ 輪島へ

 

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金沢方面へ向かうのは、もう何度目になったでしょうか。運転手の家人も、日本海東北自動車道から北陸自動車道を使っての石川県入りには大分慣れた様子です。前日までの曇り空から一転、快晴予報にも後押しされて、目指すは山中温泉の山背陶房です。

山背陶房の正木春蔵さんを訪ねるのも3度目になりました。雪が多いと聞いていた静かな山間の山背陶房には既に雪はなく、木々の間に小鳥の声が行き交っていました。

正木さんの器を待っている方は多く、出来上がった端から求められていくのが常のようですが、今回は、幸い出来上がったばかりのマグカップや、大きな色絵の鉢や平鉢などを分けていただくことができました。

今や愛らしい色絵の第一人者である正木さんの作品を、一度に数多く見られることは稀です。昨日来店された益子の陶芸家の方も、Suiに置かれた品数と種類の充実に驚かれた様子でした。この機会に大勢の方に、正木春蔵ワールドをお楽しみいただきたいものです。

今回の宿を能登の和倉にとったので、最終日に急遽「輪島」に足を延ばすことにしました。漆器をSuiに置くことは、オープン当初からの願いでしたし、漆器ならこの方の物をと着目していたお店が輪島にあります。

輪島朝市で有名な通りの中程に、その漆器屋さん『市中屋』のギャラリーがあります。随分前に求めて大事に使っていた菓子盆はそのままに、長いこと憧れているお重や、モダンな楕円の長手皿など、あれもこれもまずは自分が欲しい物ばかりです。

帰り際、思いがけず店主であり塗り師の市中佑佳さんにお目にかかることができました。思いきって、Suiに作品を置かせていただきたいとお話したところ、快諾していただきました。なんという幸運でしょう。

Suiオープンにあたり、器は正木春蔵さん、漆器は市中佑佳さんと、漠然と願いながら、お二人ともそれぞれの道の第一人者ですので、無理な望みかと気後れが先立っていましたが、昨年から1年足らずのうちに二つの願いが叶うことになり夢のようです。

市中さんの漆器は、これから充実させていきます。どうぞお楽しみにお待ちください。

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(Y)

2012.4.1