31 12月

年末に

                          翠の窓vol.206

   

    年末に

 

2021年も残すところわずかとなりました。

今年のSuiの十大ニュースの筆頭は、「店の再開」となるのか、それに先立つ「長期休業継続」の方が思いもよらない出来事に遭遇した体験として上位 になるのか・・・

コロナにうつらないうつさないためには、接客を避けることがまずは最上の道だろうと判断しての休業は、1年半にも及びました。

その間、たくさんのお客様が、いろいろ声をかけてくださったり、店が開いてないかと何度も足を運んでくださったりということもあって、陰になり日向になり、気にかけていただいていることを絶えず感じていることができましたので、「そのうち、いつかは」という気持ちを切らすことはありませんでした。

加えて、目の前の美しい雄大な眺めが変わらずにあることが、私共の気持ちを根底で支えてくれていたのだろうと、あらためて思う日々です。

 

 さて、2022年の年明けは目前。

 毎年、新年には、その年の干支人形(京都伏見人形)を飾り、多少とも晴れやかに賑やかに、佳き日を祝ってきました。

 新年は寅年。今年は、京都「嵯峨面」の寅のお面を求めてみました。厄除けの縁起を担ぎつつ、2022年の十大ニュースには、コロナを忘れたかのような、明るいニュースが並ぶことを切に願ってやみません。

皆様、佳いお年をお迎えください。  

(弓) 

2021・12・29