鈴木美枝子 洋画・日本画作品展
翠の窓vol.209
鈴木美枝子 洋画・日本画作品展
4月。
あんなに降り続き降り積もった雪が、あっけなく消え去って山里は、すっかり春仕様です。
鳥海山の厚く真っ白な積雪も、日に日に薄くなって、種蒔きじいさんがその姿を現し始め、軽トラや耕運機などの動きも見られるようになってきました。
種蒔きじいさんは、Suiにとっては、新しい周年の始まりが近いことを知らせてくれるシンボルでもあります。4月26日より14年目に入る今春は、鈴木美枝子さんの洋画・日本画作品展で幕開けです。
昨日は、搬入された作品の梱包を解き、展示作業をしました。洋画・日本画の、大きさも色合いも様々な作品を、限られたスペースながら、壁面に収めていくのは、とても楽しい作業です。全ての作品が、その場所を待っていたかのようにピタッと収まると、店内が一挙に精気を取りもどしたかのように感じられました。
鈴木さんの展示会は、2017年に続き2回目(休業により昨年開催の予定が延びていました)になりますが、今回も洋画・日本画をまじえて14点の作品を展示しています。
鈴木さんは、本格的に制作を始めて40年余りになり、県美展、一水会展などで、毎年のように受賞を重ねてこられました。(現在、県美術連盟幹事・一水会展会友)
本年度も、日本画で「山形新聞社賞」を受けており、その作品『追憶』も、今回の作品展でご覧いただけます。
春の気配は、日に日に広がり深まりを見せています。
ギャラリーの絵画鑑賞の後に、田園の散策はいかがでしょうか。鳥海山を眺めながらの畦道散歩で、気分も体調もリフレッシュしてお帰りください。
(弓) 2022.4.1
※ 会期 2022.4.10(日) ~ 5.10(火)
※ 『鈴木美枝子のやまがたスケッチ散歩』
山形新聞にて(隔週火曜日)、身近な風物を描き下ろした絵とエッセーを連載中です。
合わせてご覧ください。