春のSuiギャラリーへ
翠の窓vol.173
春のSuiギャラリーへ
朝から空おおっていた雲がいつの間にかとれて、稜線や尾根のあちこちの雪が解け、昨日までは見えなかった地の黒い部分が一挙に増えている鳥海山が姿を現しました。
笙ヶ岳には、種蒔きじいさんの頭から腰の一部があらわれてきています。稲の種蒔き作業を始めた話もちらほら伝わってきて、春もいよいよ本番へと向かう期待が高まります。
4月末には、Suiは8周年を迎えますが、周年記念展として、恒例の石田典子さんの水彩画展を間もなく開催いたします。
石田さんの親しみやすく優しい水彩画は、年々ファンを増やし、この時期の展示を心待ちにしてくださっている方も多いようです。今期は、椿を描いた小品がいろいろ届きましたので、『春・椿に寄せて』と題した展示会といたします。
しばらく前から遊佐の土門尚三さんの著書「つばき散歩」もご紹介しているSuiの店内は、この春、椿づくしの様を呈することになりそうです。
その後、5月下旬からは、中西麻子さんの作品展を開催いたします。
Suiでは初めてご紹介する中西さんは、5歳から絵画教室に25年間通いながら、独自の絵を描き続け、数々の受賞を重ねています。素晴らしい色の感覚、感受性豊かな表現をご覧いただけます。
春から初夏へ、Suiの窓からの、春紅葉、早苗の緑、木々の若芽の柔らかい緑などに彩られた眺めと共に展示会をお楽しみください。 (Y)
2017.4.10