翠の窓vol.35 : 「石田典子 水彩画展」へ ようこそ
昨日、土門さんが代掻きをしてくれたので、目の前の田には今年もいち早く水が張られました。どうやってそれを知るのか、早速ウミネコや鷺がやってきて、餌をついばんでいます。
今朝は、わずかな風にさざ波が立って、Suiは小舟になったような錯覚に陥ります。
今日から5月、「石田典子 水彩画展」の初日を迎えました。
昨晩は、お預かりした25点の作品から14点を選び展示作業をしました。限られた壁面の、どこにどの作品をと思案するのはとても楽しい作業でした。
それぞれにとても雰囲気のある作品が収まって、Suiに新風をもたらしてくれるようです。
「子育てや忙しい家の仕事が一段落してから始めたことで、主婦が描いているものよ」
と、石田典子さんはさらりとおっしゃっています。それも、いつかは描こうという志や素地、そして始めてからの並々ならぬ探究心あってのことでしょうが、やろうという意志があれば、幾つになっても挑戦はできるという励ましをいただきました。
25点を一挙に展示できないのが残念ですが、途中一部を入れ替えして展示いたします。
水田を渡る初夏の風を感じながら、ゆっくりと石田典子さんの世界をお楽しみください。 (Y)
2010.5.1