18 12月

感動ふたたび

                        翠の窓vol.205

    感動ふたたび   

 

「実は結婚30周年で、記念で出かけ

ようと思った所が幾つかあったんです

が、鳥海山が大好きなので、やっぱり

Suiだなと思って来てみました。」

とは、埼玉ナンバー22-36(鳥海山標

高2236m)の車で来店されたご夫婦。

「Suiからの葉書で懐かしくなって、来て

しまいました。」

というご夫婦は、10年ほど前に来店した折に当店で求めたポストカードを自宅に飾っている写真をスマホで見せてくれました。

10月に店を再オープンして以来、このように「懐かしくなって数年ぶりに・・・」と言われるお客様が何組もあって、今この現象は何故か?といぶかしく思う程です。

かと思うと、

「ここは、いつからあるんですか。私はこの下の方に住んでいるんだけど、この店のことは全く知らなくて、こんないい所があったんですね。」

という地元遊佐在住の方には、こちらがびっくり。10数年も耳に入らなかった・・・とは、情報の伝わり方(伝わるも、伝わらないも)っておもしろいなぁと思ってしまいます。

 何年ぶりかで、あるいは初めてSuiを訪れたという、いずれの方々にも、目の前の鳥海山の美しい姿や田園が広がる眺めに感動している様子がうかがえ、この場所が強い印象を残した場であることがわかります。


 この景色を、15年近く朝から晩まで毎日見て暮らしてきた私共にとっても、さすがに見慣れた感はあるものの、日々思わず「すごいなぁ」「きれいだなぁ」と声を上げてしまう瞬間があるのです。

 

さて、ギャラリーでは、2年ぶりに安藤由紀子さんのリースを展示しています。昨年は休業中でしたので、2年ぶりにリースを見に来てくれたお客様が何人もいらっしゃいます。

私共にとっても、何かにつけ懐かしい出会いのある初冬の日々です。  (弓) 2021・12・10