翠の窓vol.4 : 初夏の風の中で
初夏の風の中で
Suiの白い壁に、ブランコをゆらす妖精が出現しました。
カラフルなドレス、大きなリボン、鳥海山に向かい軽やかにゆれている、その足元には真っ赤なハイヒール・・・
そして、《 I CAN RECOGNIZE THE SONGS OF MOST BIRD 》
【わたしはどんな鳥の歌も聴き分けられる】とのメッセージ。
遊佐の豊かな自然の営みに耳をすましながら揺れているようです。Suiに集う方々の心の声にも耳を傾けているかもしれません。
ギャラリー&ティールームを開こうと決めたとき、真っ先に末宗美香子さんの壁画があったらどんなにおしゃれな空間になることだろうと思い、「末宗さんの絵が似合うギャラリー&ティールーム」というのが、建物のイメージ作りの基になりました。
末宗美香子さんは、オープニングギャラリーで紹介しているように、日本や韓国の企業社屋に壁画を描いたり、本の装丁や挿絵を手がけるなど、活躍の場を広げている新進の画家です。何度か訪れた遊佐を気にいり、遊佐の自然と対峙しながら壁画の構想を練って、今回の壁画作りが実現しました。
初夏の風の中、ブランコで軽やかに揺れる気分で、緑増す田園の風景をお楽しみください。
(Y) 2009.5.23