翠の窓vol.88 : 春を待つ花 1
<ユリ>
毎年12月を待ちかねて、遊佐の土門秀樹さんが栽培しているユリを求めます。カサブランカをはじめとするオリエンタル系の大輪のユリは、白・黄・ピンクと色も華やかで香りも楽しむことができますので、花の少なくなる初冬、Suiを飾る花として定着してきました。
<コチョウラン>
昨年の暮れに、Mさん夫妻が「周りが真っ白になってきたから、色のあるのがいいと思って。」と、胡蝶蘭の鉢を持ってきてくださいました。赤紫色の花が沢山ついて、モノトーンの雪景色を背景に鮮やかなこと。暮れからお正月を飾り、きっとこの後も本格的な春まで目を楽しませてくれることでしょう。
<モクレン>
産直の花のコーナーの枝ものに目が引かれました。ネコヤナギより三回りも大きな柔らかそうな産毛に包まれた蕾は、木蓮のようです。木蓮の花の大きさを思うと、部屋の中で開くことができるのかしらと危惧されましたが、Suiのストーブが手助けしてくれるだろうと求めてみました。店内に置いて1ヵ月、ふっくらと膨らんだ蕾が割れ紫色の花びらがのぞいてきています。開花は間もなくのようです。(Y)
2012.1.30