03 8月

正木春藏さんから

翠の窓vol.141

正木春藏さんから、『色絵染附山水文大鉢』vol86-2『色絵花蝶文楕円大皿』とのびやかに箱書された大きな桐箱が2つ届きました。

この春、九段の「暮らしのうつわ花田」で、正木さんのお弟子さん2人が個展をした際に、正木さんの作品も数点展示されたのですが、そのうちの2点をSuiが求めたのに対して、正木さんが箱書してくださったのです。

この2つの大作は、10月の矢澤金太郎の家具展の折に展示し、皆様にご覧いただく予定でおります。

正木春藏さんの器をSuiに置かせていただくようになって、この夏でちょうど3年になります。素地作りを奥様の道子さん、絵付けを春藏さんが担当して生み出される正木さんの色絵や染附の器は、絶大な人気があり、全国に大勢のファンがいます。私も正木さんの器の虜になって十数年になりますが、人気の絵柄や形のものはもちろん、新しい作品が毎年いろいろと作られ、その魅力が尽きることはありません。

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Suiでは、当初、正木さんの器を手にして見るのは初めてというお客様ばかりでしたが、一つ二つとお求め頂いて、今では相当数の器がSuiから広がって使われていることを思うと夢のようです。

何人かのお客様は、正木さんの器にすっかり魅了され大ファンになって、新しく入る作品を心待ちにしてくださるのはうれしい限りです。

先日も、入荷したての「双鳥文大皿」は、さっそく正木さん「色絵花蝶文楕円大皿」 の作品を待ちかねていたお客様の手元に。

これからも、どんな作品が生まれてくるのでしょうか。楽しみは増すばかりです。

(Y)

2014.8.3