翠の窓vol.7 : 玄米ご飯はおいしいから食べる <その1>
玄米ご飯はおいしいから食べる <その1>
「玄米ご飯はおいしいから食べる」って、ホント!?と懐疑的な方も多いことでしょう。かつては私もその一人。
これは、元々料理研究家の有元葉子さんの料理本に書かれていた言葉であるにかかわらず、ほんとかしらと疑ってかかっていましたが、今ではほぼ毎日「玄米ご飯はおいしいから食べ」ています。
遊佐に移り住んで、しばらく発芽玄米を試みていましたが、おいしいならば玄米そのものを食べたいと思っていたとき、有元葉子さんがプロデュースしたお店が横浜にでき、玄米ご飯を出しているとの情報を得て、横浜に出たときに食べに行ってみました。玄米ご飯と簡単な野菜料理のランチプレートをいただいたところ、なんと玄米ご飯はもちもちで、なるほど「玄米ご飯はおいしい」のだと実感したのです。
それから、さっそく圧力鍋とカムカム鍋を購入して、数回試行錯誤しつつ安定しておいしい玄米ご飯を炊けるようになりました。
カムカム鍋を開けると玄米ご飯がふんわり盛り上がっていて、しゃもじを入れるとしゃもじにくっつくほどもちもちの仕上がりです。おかずは野菜が中心、お魚はたまに。欠かせないのがごま塩です。玄米には必要な栄養素がほとんど含まれていますが、ごま塩で補えるものがあるそうです。肉類は合わないようで、玄米ご飯のときは欲しくないのが不思議です。
お茶碗に盛られた玄米ご飯は、なぜかワシワシと食べたいという気分になります。おなかいっぱいいただきますが、おなかにズッシリとこないので、食後も爽快、ある時間が経つと、おなかがぐっとすいてくるのが不思議です。
おいしくて体調を整える玄米ご飯を、皆さんにも是非味わっていただきたいものです。
(Y) 2009.6.29