翠の窓vol.55 : 白磁のポット
大雪予報が出て、雪がまい始めた中を、
「あのポットが欲しくて。」
とお客様が入って来られました。
岡田直人さんの白磁のポットのことでしょう。
「これこれ、もう少し大きいかと思い込んでたけど、二人分にはちょうどいいわね。娘が帰って来て欲しいと言いそうだから、持たせてもいいし。」
とのこと。そういえば、前回来店して器を求め、ポットについては「お小遣い貯めて買いに来よう。」と言って帰られた方だったと思い出しました。
改めて手にとって気に入ってくださったようです。岡田さんの作品の中でも一押しの商品なので、うれしくなってしまいます。
器のコーナーには、私共が手に取って、また実際に使ってみていいなと思ったものだけを仕入れて紹介してきました。安価な商品が幾らでもある現在、たくさんの方にそれなりに値の張るものを「気に入った一品」として求めていただいたことを心から感謝しています。きっと、それぞれのご家庭で特別の一品として使っていただいているだろうことを思うとうれしい限りです。
今日はクリスマスイブ、折りよく降ってきた雪で文字通りのホワイトクリスマスになりました。イブのテーブルで、白磁のポットはさっそくおいしいティータイムに使っていただいていることでしょう。
(Y)
2010.12.24