02 6月

翠の窓vol.97 : 草花を飾る

 

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朝一番の仕事は、Sui店内に飾る草花の準備です。季節が良くなってきたので、庭に咲いているものが活躍してくれるようになりました。

夏用に今年選んだガラスのプレート(水盤)には、ミント系のハーブを3種類とチャイブを数本入れます。チャイブのネギ坊主のような藤色の花がアクセントになります。

思いついて、プレートの中心に小さなガラス皿を入れて、その周りにハーブを差し入れると、リースのように飾れて、これがお客様の目を引いて「こうすればいいのか・・・、真似しよう」との声を幾度も聞いています。

窓辺においてあるアイアンツリーは、今やすっかりSuiの看板になりましたが、その季節の草花を何でも受け止めて、色々なフラワーツリーになっています。Suiではキャンドルスタンドとしてよりも花器として活躍してくれる期間が長くなりました。

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ここ数日は、色とりどりのアリストロメリアが入って華やかです。

正木春蔵さんの「染付鉄絵水面図甕」も、Suiにとって大事な花鉢です。何も入れなくても存在感がありますが、花でも枝物でもざっくりと受入れて素敵な空間を作ってくれます。

直線的な緑が気持ちのいい麦を見つけて入れてみましたら、爽やかな雰囲気になりました。広い口の鉢に直線的なものを入れるには、やはり中にそれを受け止める入れ物を入れると扱いやすくなります。これを見て「帰ったら畑に行って麦を取ってこよう」と帰っていかれたお客様がいました。

間もなく紫陽花の季節、今年もいろいろな種類の紫陽花を店内でも楽しむことができることでしょう。雨の季節を少しでも爽やかにすごしていただける空間にしていきたいと思います。

(Y)

2012.6.2