翠の窓vol.109 : 真冬も営業 元旦も営業
立冬を過ぎ、一段と冷え込みを感じるようになりました.
雨模様が続いて雲に覆われていた鳥海山が数日ぶりに姿を現したとき、その頂が一段と白さを増していて本格的な冬の到来を告げているようでした。
更に雨が続いて久し振りに晴れた今朝は、山の下の方におりてきた紅葉に重なるように中腹までうっすらと雪化粧した姿が、朝日の中に浮かんでいました。
「冬は大変でしょう。雪はどの位積もりますか。」
とよく聞かれます。鳥海山を間近に見る山里なので雪に埋もれてしまうように思われている節がありますが、積雪はせいぜい60~70cm位で店の窓枠を越えることはありません。山里ではありますが、遊佐は海沿いの土地ですから。
「冬は、お店はやってないんでしょう。」
ともよく聞かれますが、いえいえちゃんと開いています。定休日以外は暮れもお正月も営業していますとお答えすると、半ばあきれ顔をされることも多いのですが。
元旦も開けています。ここから初日の出を見ていただくのも一興かなとの思いで、朝早くからストーブに火を入れてお待ちしています。それでは来てみたいという方がいて予約をお受けした年がありましたが、あいにくの曇天でその年は初日の出を見ることができませんでした。
さて、2013年の年明けはどうでしょうか。初日の出を見られることを願い、大福茶をご用意してお待ちしております。事前にご一報いただけますと助かります。
何はともあれ、まずはおだやかに年末を迎えられますよう、2012年の残り少ない日々を精進したいと思います。(Y)
2012・11・16