03 1月

翠の窓Vol.112 : No Title

故郷や母がいまさば蓬餅    正岡子規

母が生きていられたならば

ヨモギの餅を作ってもらい食べたであろう。

早春のふるさとの野辺には蓬の若芽が出ていることだろう。

《望郷の思い・母恋の想い》

何となく心さやぎて いねられず

あしたは春のはじめと思へば   良寛

とりわけて心躍るということでもなく 平常心に変わりはないんだけれども、どこか心がざわめいて眠れないでいるよ。

今日から春の初めだからね。もう春だと想うだけで心が華やいでくるよ。