翠の窓vol.113 : おいしい器『色絵染附花文四方皿』
おつまみをのせて
この頃ちょっと気に入っているおつまみがあります。
とにかく速い、ということは簡単、そしておいしいのだから言うことなし!のレシピを見つけたのです。
「クリームチーズの上にかつお節ときざんだねぎをのせ、しょうゆを数滴かける」というのが全レシピ。その名も『クリームチーズの冷ややっこ風』。
ちょっと味が想像できない?・・・かもしれませんが、これがなかなか、洋と和の絶妙な取り合わせが口の中で何の違和感もなく、思わず「おいしい」と一口で虜になってしまいました。お酒の味については門外漢ですが、日本酒にビールに、白ワインや流行のハイボールとやらにも合いそうです。
器は何にしようかと考えて、四角いクリームチーズの形に合わせて、正木春蔵さんの『色絵染附花文四方皿』にのせてみました。小さめの四方皿というのは割りと珍しく、その絵柄の雰囲気からお菓子や果物の取り皿に似合って使ってきましたけど、こんな洒落たおつまみにもぴったり合ってくれました。
クリームチーズはめったに使うことはないのですが、キリのクリームチーズは、スーパーでよく見かけますし、ちょうどいい大きさの個装になっているのが便利なので、冷蔵庫の常備品になっています。
ふいのお客様にも、この速攻性と意外性がお役に立ちそうです。簡単でシンプルだからこそ、器はおろそかにしないでお洒落にお出ししてみるといいのではないかしら。
(Y)
2013.1.26